拾う神あり

 電話のは女性だったがすぐには分らなかった。
しぶりに聞くの声に私は思い出すのに戸惑った。

『  パ・パ・、 わ・た・し〜、 わ・た・し・よ〜 』

と云う独特な口調にやっと思い出す事が出来た。
あの時、沖縄へ一緒に行ったである。

でも、なんの用事かまた何故ここの場所がったのか、疑問だらけだった。

この娘とはあれ以来、逢ってもいなかったし連絡もなかった。
それが今頃、何の用かが分らない。

そんな事が頭を駆け巡る中で
『パパ〜、はんと離婚したらしいネ・・・』
これがこの第一声であった。

『家もてたと聞いてた、それなのにでなん〜、で別れたん?』
しつこく聞いてきたのである。

でもその声がなんか新鮮に思え、私はかしく思えた。

どこから情報仕入れたのか分からないがホンマ私の事をよく知っていた。

『一人になったから大変でしょ〜』、

『家の掃除洗濯、私してあげようか〜』
と今度はお節介である。

でもその時のしい言葉に一瞬、ホロリときた。

掃除したけりゃ〜てもええでぇ〜』
なんか見栄った言葉を私は云った。

(本当は来てほしいくせに素直に云えばいいのに)
心の中では思った。

そして期待り、このはあくる日にやって来た。

コンビニの弁当をさげ、喜んでいるにも見えた。

でも掃除するってうても家には何もないし、どこを掃除すりゃーええねん、
綺麗
なもんである。
その上、掃除する気などく感じられず、しするばかり。
そして沖縄から帰って来た当時の様子を一生懸命話したのである。
妻がした処罰とは一体どんなもんだったのか私も気になっていた。
そしてその時の様子を私も聞いた。

妻は沖縄から帰って来る事を高橋恵子さんから事前に聞かされており
このが帰るなり、妻からの電話で私と一緒に行った事を強烈られた。
このの事は以前から分かっていたでみんなお見通しだった。
知らないのは私だけだった

そしてけがこの言葉でした。
『そんなにほしけりゃー、熨斗つけてやるから〜持っていけ!』
罵声びせられた。
この娘はこの言葉にビビッてしまった相です。

そりゃー当然でしょうね、当時22歳のこのには強烈すぎた言葉、
もうめるしかないと思ったのである。
かったと思いますヨ!
私でもかったのだから当たり前の事です。
でもこのはそのもたえず私の事をにかけていたみたいで、
今回のを友達からくやや、私に電話してきた。

このはこのにとって[ざまぁーみろ]と云いたい朗報だったにいない。

[
ざまぁーみろ]ってこのは妻にいたかったのか、

でもてられたのは私だったのですよ!

これで大きな顔をしてえるとこのは思ったんでしょうねぇ。

それからはに私の家へ来るようになり、
店まで手伝う様になった。

当然、住込店員の気分である。
大きな殺風景な家もこれで少しはくことができた。
そんなある夜、二人が一枚の布団でスヤスヤていた時の事です。

私は体が動くのに目がめた。

するとどうでしょう〜
あのが私の枕元っているのではないか!

(どひゃ〜だよ)

その瞬間、私の頭は寝込みをえられた錯覚になり、
うろたえてしまったのである。

寝起
きで何が何だか分からない状態でこの状況理解できない。

『あんた、ちょっときてこっちへきいー!』

い顔をしたは私を台所へした )

その頃にやっと私の頭が動き出し状況が把握できて来たのである

でもが何をしにやって来たのかはからない。

そして台所にくなり、嫁はまくしてたのである。

『何でオンナを家にむんや!』

『この家はあんたがむのはかめへんけど〜』

オンナと住むとは聞いてない〜!』

『そんなんぜったいさんから!』

相当剣幕てるに私は唖然としてしまった
が私もけてはいなかった。

『おとはもう離婚したんやで〜』

が誰と付合おうが誰とようがほっといてくれまっか!』

逆襲したのだが、けていなかった。

『 誰と付き合おうがあんたの勝手けど〜
ここには住ませへん。』

『 この家の権利は私にも半分ある。
だからあんたしか住んだらあかんのや 』

と言いるのでした。

たぶん相手があの沖縄のと判ったから尚更
頭に来たのかも知れませんネ。

でもが何をしにここへ来たのか
結局は何も云わず、その辺の物をばし
えとけヨ〜』
てセリフをき、って帰って行った。

酒が少し入っていたせいもあるが、
いド迫力に私もびっくり仰天するばかりだった。

あの布団の中での会話を全部聞いており、
次は自分の方にも来るかもとれていただった。

が来てった真夜中の変な出来事でした。

それでも私は頑固にこのを家に住まわせた。

もちろん家のて変えた。

二日たってからかなぁー、
今度は昼間、元嫁から電話があった。

しがあるから今から家に来ると云う事だった。

ちょうどあのもいなかったのでいした。

この前の話しをするのだがあまり要領めない内容であった。

何を云いたいのか分からない
急に私に抱きついて来たのである。

これにはさすがの私もいた。
そしてなでを出していかかってきたのです。

この前のあの変貌し、になっていた。

しかし私はまだ元嫁いではなく、
に好きの方が勝っていたのかも知れません。

私はいてしまった。

いつあの帰って来るか分からず、
気がかりではあったが昔のように愛した。

予感的中です!

試合
最中、あの帰ってたんです。
これは一大事である。

前の真夜中とはに反対、
今度は元嫁がうろたえ、服をるのに必死だった。

私もあちこちパンツをすが見当たらず、
上は着たものの下はスッポンポン。
最悪状態
になった。

下半身は布団かられず状態である。
ホンマ金玉が上がる思いでした。

こんな状況って考えられますか?
元嫁彼女彼女? )

(どないなってんねん)
なにがなんだか分からない状態である。
ホンマ、からん!

元嫁は、気まずい雰囲気を感じたのか〜
サッサと帰ってしまった。

残されたのはこの私、
もう大変だった。

布団から一歩れず、
言い訳終始した。

このもそうとう腹がたったのでしょうーね、
私が少しんだ時でした。

身長170cm、体重60k巨体が私に飛びかかってきた。
その長い足が私の腰を直撃、
正にりをらったのである。


本当に馬鹿な男です。
心理がわからなかったのか、
この可愛そうにって家からってった。

その3日後、私は脊髄の小骨骨折で入院となる。
クリスマス前、お正月は病院で送る羽目になった。
カッコ悪い話ですね〜

その後このの事を私は
[りのヒロコ]
と呼ぶ様にした。

元嫁
は入院中、子供を連れて何度か見舞いに来てくれた。
跳び蹴りのヒロコはもう来る事はなかった。

これもまた元嫁作戦だったのか?
新築の家もこれで又、私ひとりになった。

しかし入院中、元嫁私にこんな事を云った。

『五年したらまた再婚しよう〜!
それまで待っててくれる? 』

この意味は大変しかったけど、私はんだ。

やはり私はまだ元嫁が好きだったのかも知れませんね?

しかしこの言葉がこれから泥沼の戦いに化して行くのです。

つづく